米FRB議長:利上げの決定、今後2回の会合ではない見通し

更新日時

米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン 議長は利上げを急がない姿勢を打ち出し、来年4月末より前に行動を取 る可能性は低く、最初の利上げ後も借り入れコストは「長期にわたり」 低水準にとどまるとの認識を示した。

イエレン議長は連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で発 言。FOMCの声明では政策金利をゼロ近辺に「相当な期間」維持する とした従来の文言の代わりに、2006年以来となる利上げの時期について は「辛抱強くなれる」と表明した。

議長はこの声明について、1月と3月に開催される「次の少なくと も2会合では正常化プロセスが始まる可能性は低いという意味に解釈さ れるべきだ」と述べた。

連邦準備制度が創設100年の歴史で最も緩和的な政策からの出口に 向かう中、新たなガイダンスは米金融当局が経済指標に一段と柔軟に対 応できるようにするものだ。

議長は「フェデラルファンド(FF)金利誘導目標の最初の引き上 げ時期やその後の道筋は、経済情勢次第だ」と述べ、利上げ後も「引き 続き金融政策は長期にわたり極めて緩和的だろう」と語った。

FOMCが17日公表した最新の経済予測では、大方の当局者は引き 続き来年に初回利上げが実施されると見込んでいる。一方、失業率は15 年に完全雇用状態と見なされる水準に低下すると予想しつつも、向こう 3年間の金利上昇ペースは従来予測よりも緩やかになるとの見通しを示 した。

原題:Yellen Doesn’t See Fed Raising Interest Rates Before April (2)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE