元TPG日本代表の津坂氏が投資会社、GPIF資金受託目指す

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元TPGキャピタル日本法人代表の津坂純氏 はこのほど、国内の中小企業を対象とする投資会社、日本産業推進機構 (NSSK)を設立した。来年度にも運用資産が数百億円規模のファン ドを設定し、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)からの運用 資金獲得を目指す。

津坂社長(53)は17日のインタビューで、「GPIFなど国内年金 のほか、地銀など金融機関、海外の大手政府系ファンド、大型年金基金 などから資金を募りたい」と述べた。同社はTPG出身の石田昭夫氏、 伊藤伸彦氏、徳山一晃氏らで設立。企業価値20億-500億円の企業や事 業などに、1件あたり10億-45億円をエクイティ出資する。

世界最大の年金基金であるGPIFは、10月末に発表した資産構成 の見直しで、インフラ投資やPE、不動産などをオルタナティブ(代 替)投資とし、案件の特性に応じて株式など該当する従来の資産に区分 し、全体の5%を上限に投資するとしていた。

NSSKの投資対象は、地域経済の活性化に資する企業、事業承継 や後継者問題を抱える企業、海外進出を目指す企業、ヘルスケアなど高 齢化社会による成長が見込まれる企業など。2020年までにファンド3- 4本の設定を計画している。

業務や財務効率の改善、人材補強や人材教育などにより、企業価値 を向上させ、株式公開(IPO)や投資家への株式譲渡により投資資金 を回収する。目標収益は内部収益率(IRR)で15-25%を目指す。

また、ファンドとは別に、同社は18日、室内遊園地事業を国内で90 店舗展開するユーエスマート(三重県伊勢市)と資本・事業提携すると 発表した。株式の7割を保有し、店舗拡大や海外進出を支援する。

津坂氏は06年にTPGに入社。10月末まで、同社のパートナー、投 資委員会委員、パートナー選定委員や、TPGアジアのマネージングデ ィレクターなどを務めた。

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