ゴールドマン、M&A助言業務で5年連続首位-2位に大差

米映画賞レース常連のオスカー女優メリル・ ストリープのように、米銀ゴールドマン・サックス・グループも企業の 合併・買収(M&A)助言業務番付で首位の座を維持しても称賛される ことはない。今年5年連続のトップとなった同行は、この10年のうち9 年で1位だ。

ただ今年のゴールドマンはずば抜けていた。ブルームバーグのデー タによると、同行が携わった案件の総額(ドルベース)は年初から今 月15日までの期間に全体の35%を超え、2位のモルガン・スタンレーに 約10ポイントの差を付けた。次点企業とのシェアの差は、ゴールドマン が現在のJPモルガン・チェースより14ポイント高かった1998年以来の 大きさだ。

今年のM&Aが07年以来の活況となる中で、M&A担当グローバル 共同責任者のグレッグ・レムカウ、ジーン・サイクス両氏を中心にゴー ルドマンは多くの大型案件を手掛け、首位の座を固めた。同行は今年、 M&A規模で2位と3位の案件などにかかわった。

米調査会社フリーマンのジェフリー・ナソフ副社長は「今年は大企 業がM&A市場に戻ってきた。こうした企業はゴールドマンに助言を依 頼する傾向にある」とした上で、「企業の取締役会は社運を賭けた案件 でゴールドマンに頼むことに異議を唱えられることは決してないだろ う」と述べた。

ゴールドマンが今年助言したM&Aは373件で8920億ドル(約104兆 円)相当。モルガン・スタンレーの292件を約2370億ドル上回る。

フリーマンの推計では、今年これまでのゴールドマンの手数料収入 は18億ドルで、昨年1-11月より16%多い。手数料収入でも14年連続の トップとなりそうだ。

原題:Goldman Sachs Outdoes Itself With Biggest M&A Lead Since 1998(抜粋)

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