ルーブル安、ロシアの最重要産業を保護-エネルギー会社に恩恵

ロシアの経済危機を象徴するルーブルの急落 は、同国で最も重要な産業を保護している。

ロシアの石油・ガス会社は製品の売り上げをドルで稼ぎ、費用をル ーブルで支払うことで、ルーブル安による恩恵を得ている。ルーブルは ここ5カ月でドルに対して価値のおよそ半分を失った。

ただ、ロシアのエネルギー会社は、原油相場安や資金調達の難し さ、ウクライナ問題をめぐる欧米の制裁と闘っている。ルーブル安によ る短期的な恩恵はあるものの、ロシアがリセッション(景気後退)の瀬 戸際にある中で全ての国内資源会社の株価が下落しており、油田探査や 開発に支障が出るとの懸念が高まっている。

今のロシアと1998年時点の状況には、これまでのところ共通点より 相違点の方が多い。ロシア中央銀行は16日、政策金利を10.5%から17% に引き上げたが、1998年5月27日には3倍の150%に引き上げていた。 しかし、プーチン大統領が政権の柱と位置付けたエネルギー産業を保護 できず、国内・外交政策で振りかざしたエネルギー収入が途絶えれば、 当局の全ての取り組みが無駄になる可能性がある。

原題:Ruble Freefall Helps to Shield Russia’s Most Important Industry(抜粋)

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