原油安波及懸念-市場ストレス測る指数1年3カ月ぶり高水準

原油価格が1バレル当たり55ドルを割り込 み、ロシアの通貨ルーブルは過去16年で最大の下落を示している。ジャ ンク(投機的格付け)債は9営業日連続で売られ、投資家は防御姿勢を 強めている。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)が集計する市場のストレスを測 るマーケット・リスク指数は、1年3カ月ぶりの高水準に上昇。株式市 場や米国債、通貨、商品で構成する同指数は15日、2013年9月以来の高 水準に達した。

原油価格が6月以降48%下げ、世界的な景気減速がクレジットと株 式市場全般に波及する中、資産クラス全般のボラティリティ(変動性) は高まっている。1300億ドル(約15兆1700億円)を運用する米PNCバ ンクのジム・デュニガン最高投資責任者(CIO)らの投資家は、現在 の広範囲にわたる資産価値の下落と、ヘッジファンドのロングターム・ キャピタル・マネジメント(LTCM)破綻をきっかけとした16年前の 状況との類似点を指摘している。

デュニガン氏はフィラデルフィアから電話インタビューに応じ「混 乱の波及がこれほどまでに速いと、間違った状況に陥っているかどうか を把握するのは難しい」と指摘。「そのことが市場を動揺させる可能性 がある。市場関係者は皆、幽霊が近づいてくるのを警戒している」と述 べた。

原題:Market Stress Reaches 15-Month High on Oil Contagion Fears (1)(抜粋)

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