英中銀議事録:7対2で金利を維持-一段の賃金上昇が必要

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イングランド銀行(英中央銀行)の金融政策 委員会(MPC)は12月、7対2で政策金利据え置きを決めた。賃金上 昇に「期待が持てる」ことは中期的なインフレ見通しに関する懸念を喚 起するのに十分ではないと多数派が論じた。17日公表された議事録が示 した。

議事録によると、今月3、4両日のMPCで委員らは「今までのと ころ、賃金上昇は生産性向上のペースにほぼ沿っているというにすぎ ず、それを上回っているとはいえない」とし、2%というインフレ率の 目標を達成するためには一段の賃金上昇が必要だと論じた。

議事録によれば委員らは、前回会合からの1カ月で「群を抜いて」 重要な展開は原油相場の下落が続いたことと、市場金利の低下だと指 摘。原油下落は企業のコストを引き下げるとともに実質所得を押し上げ ることから最終的に経済にプラスになると指摘した。

MPCはまた、英米の経済活動は短期的に見て「以前に想定された よりは若干強いようだ」との認識を示している。

過去最低の0.5%から政策金利を引き上げる根拠はまだないという のが多数派の見解であるものの、将来のリスクに関しては異なる意見が 存在することを議事録は前月に続いて示した。

英経済成長が予想以上に弱まるリスクがある一方、スラック(弛 み)解消が想定よりも速いペースで進みインフレが加速する可能性もあ る。議事録は「これまでと同様、両リスクに対して個々のメンバーはそ れぞれに異なる確率を割り当てている」と説明している。

同日発表された雇用統計によれば、8-10月の賃金の伸びは前年同 期比で1.4%と7-9月の1%から加速し、3月以降で初めてインフレ 率を上回った。

原題:BOE Voted 7-2 as Majority Said Stronger Pay Growth Needed (1)(抜粋)

--取材協力:Mark Evans.

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