米国株:続落、テクノロジー株に売り-エネルギー株は値を戻

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米国株は続落。エネルギー株が値を戻した 一方、テクノロジー株や選択的消費株が下げた。連邦公開市場委員会 (FOMC)結果を17日に控え、市場は警戒している。

マイクロソフトやグーグル、フェイスブックをはじめ、テクノロジ ー株は軟調だった。アマゾン・ドット・コムも安い。エネルギー株では レンジ・リソーシズやネイバーズ・インダストリーズ、ダイアモンド・ オフショア・ドリリングが大きく上げた。ボーイングや3M、CVSヘ ルスは増配が好感されて上昇。

S&P500種株価指数は0.9%下げて1972.74で終了。ダウ工業株30 種平均は111.97ドル(0.7%)安い17068.87ドル。ナスダック100指数 は1.6%下げた。

PNCアドバイザーズの最高投資責任者(CIO)、ジム・デュニ ガン氏(フィラデルフィア在勤)は電話取材に対し、「米経済は引き続 き回復基調にあり、FOMCは恐らくこの点を確認するだろう」と発 言。「ニュース主導の展開だが、その多くは原油やクレジット、通貨関 連であり、株式投資を判断するのに使えるような基本材料ではない」と 述べた。

株式市場はこれより先、世界的に下落。新興市場株は一時1.8%下 げ、米原油価格は1バレル54ドルを割り込んだ。前日の大幅利上げにも かかわらず、ロシアのルーブルは初めて1ドル=80ルーブル台に下落。 米国債は上昇した。

中国、フランス

世界株安の背景には中国とフランスの製造業統計もあった。中国 の12月の製造業活動を測る民間の指標は低下し、7カ月ぶりの低水準と なった。フランスの製造業統計も予想を下回った。

ウェルズ・キャピタル・マネジメントの最高投資ストラテジスト、 ジム・ポールセン氏はサンフランシスコからの電話で、「きょうの金融 市場は金、米国債からジャンク債スプレッド、株式、通貨に至るまで、 どれもひどく変動性が高かった」と指摘。「原油に下げ止まりの兆しが 出てくれば、実際きょうはその兆しがあったが、追って大量のマネーが 入ってくるだろう。再度値が崩れることになれば、危険を察して大量の マネーが逃げ出すだろう」と述べた。

エネルギー株指数はこの日に0.7%上昇。過去1カ月で同指数 は16%下落。6月の高値からは26%下げている。原油価格は年初から 約45%値下がり。

住宅着工、FOMC

グライムズ(マサチューセッツ州ウエストボロー)のポートフォリ オマネジャー、ベンジャミン・ウォレス氏は電話取材に対し、「エネル ギーセクターはひどく痛めつけられていたので、値を戻すのに多くは必 要としない」と述べた。

この日発表の米経済統計では、11月の住宅着工件数が3カ月連続で 年率換算100万戸を超え、住宅市場の緩慢な回復が続いていることを示 唆した。

エコノミストらは、FOMCが低インフレを受け流しつつ、政策金 利を「相当の期間」にわたりゼロ金利近辺に据え置くとしたガイダンス を削除すると予想している。

S&P500種の業種別10指数では7指数が下落。テクノロジーと選 択的消費が特に下げた。

ボーイングは自社株買いと増配を好感されて1.8%高。同じく増配 を発表したCVSヘルスと3Mはそれぞれ2.7%、1.4%値上がりした。

原題:U.S. Stocks Decline as Technology Losses Offset Energy Rally(抜粋)

--取材協力:Inyoung Hwang.

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