ホンダ:中国でタカタエアバッグ搭載車リコール-対象57万台

タカタ製エアバッグの不具合に関連して、ホ ンダの中国合弁2社は、アコードなど約57万台をリコールする。米国で は運転席側に搭載した車両について、不具合の原因を調査するためのリ コールを多湿地域から全米規模へ拡大しており、これに対応した措置な どとなる。

ホンダの中国合弁会社の発表資料によると、全米規模への拡大と同 様のリコール対象は55万3264台で、このうち広汽本田汽車の「アコー ド」が52万7136台、東風本田汽車の「エリシオン」が2万6128台。

米国では当局がタカタに対して、エアバッグのインフレータ(膨張 装置)問題について調査リコール対象を全米規模に拡大するように求め ていた。これを受けてホンダは全米規模に拡大し、米国の対象が約540 万台へ膨らむとしていた。日本では約13万5000台を対象に全数回収調査 を実施すると発表。各国でも近々、同様に対応していくとしていた。

広汽本田汽車はこれとは別に、「フィット」の1万6505台をリコー ルすると発表した。日本の岐阜県にあるスクラップ工場では廃車処理に 際して、リコール対象となっていなかったタカタ製エアバッグが異常破 裂した。このため、トヨタ自動車やホンダ、日産自動車が国内で相次い で予防的措置としてリコールに踏み切っていた。ホンダの国内リコール 対象は約17万4000台。

東海東京調査センターのアナリスト、杉浦誠司氏は今回を含む大量 のリコールを出してきたことで、ホンダの評判は傷ついており、顧客の 信頼回復に「どれだけの時間がかかるかわからない」と話した。

タカタ製エアバッグの搭載車については、自動車メーカーが今年6 月、昨年に続いて世界で数百万台規模のリコールを発表していた。この エアバッグ問題をめぐっては、衝突時にエアバッグのインフレータが異 常展開して破裂し、金属片が飛散する不具合が多数報告され、全世界で これまで1000万台以上がリコールの対象となった。

国土交通省自動車局の佐橋真人氏は16日、国内のタカタ製エアバッ グ問題で、リスクがあり得ると現時点で分かっているものについて、自 動車メーカーがリコールやそれに準じた対応をとっていると記者団に説 明していた。

--取材協力:Alexandra Ho.

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