スペイン債利回り、過去最低-ノボトニー氏が量的緩和に言及

15日の欧州債市場ではスペイン国債が上昇 し、利回りは過去最低を付けた。欧州中央銀行(ECB)政策委員会メ ンバーのノボトニー・オーストリア中銀総裁が根強い低インフレが緩和 策拡大の引き金になり得ると示唆したことが手掛かり。

ノボトニー総裁はウィーンで記者団に対し、低成長との関連で「よ り長期的に物価安定の目標を達成できない見通し」が量的緩和(QE) を促す条件となり得ると語った。フィッチ・レーティングスにより12日 に信用下げされたフランスの10年物国債は前週末からほぼ変わらず。ギ リシャ国債は5日以降で初めて値上がりした。

ラボバンク・インターナショナルの債券ストラテジスト、リン・グ レアムテーラー氏(ロンドン在勤)はスペイン国債の値上がりについ て、「QEへの期待の高まりが浸透しているためだ」とし、同国債の 「スプレッド(利回り上乗せ幅)が大きく縮小する余地がある」と語っ た。

ロンドン時間午後4時49分現在、スペイン10年債利回りは前週末比 9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.79%。一時 は1.782%と、ブルームバーグがデータ集計を開始した1993年以降の最 低を付けた。同国債(表面利率2.75%、2024年10月償還)価格は0.835 上げ108.605となった。

スペイン10年債の同年限のドイツ国債に対するスプレッドは10bp 縮まり116bpと、6営業日ぶりに縮小した。ドイツ10年債利回りはほ ぼ変わらずの0.63%。12日には過去最低となる0.618%を付けた。

原題:Spain Bond Jump Sends Yield to Record as Nowotny Comments on QE(抜粋)

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