カップルお断りレストラン、ふくらはぎ健康法-海外が見た日本

日本の安倍晋三首相率いる自民党の衆院選圧 勝が地政学、経済、投資に与える影響については、ブルームバーグ・ニ ュースの他の記事を読んでほしい。ここでは現代日本の社会的、文化的 な特異性に触れてみたい。

クリスマスイブのカップル客入店お断りを東京のあるレストランが 宣言したというニュースを目にした。カップル客の存在が店員に与える 「精神的ダメージが強い」からだという。

オンライン英字紙、ジャパン・トゥデーによると、「スパゲッティ PiaPia(ピアピア)」の窓には手をつないだ男女の絵の上にバツ 印を重ねた手書きの「お知らせ」が張り出されている。クリスマスイブ は「長年、東京の独身者にとって受難の時だった。何千もの幸せなカッ プルが手をつないで町中をうろつくからだ」と同紙は報じている。記事 によれば、クリスマスイブは「礼儀を重んじる日本の社会で、公の場で の愛情表現が比較的受け入れられる数少ない日の一つ」でもある。

クリスマスイブの独身者よりもっと深刻な問題である、高齢化と人 口減少についての報道もあった。AP通信は先週、徳島県の名頃という 集落について、「とうとう学校がなくなり、人口は35人しかいない。人 間の3倍の数のかかしが置かれている」と報じた。この村の住民として は若い方の65歳の女性が、「死んだ住民や、集落の外に出て行った隣人 の代わりになるよう」等身大の人形を作っているのだという。

日本人の本の好みはどうだろう。書籍卸売の日本出版販売によれ ば、今年の日本のベストセラーは槙孝子氏の「長生きしたけりゃふくら はぎをもみなさい』だという。ふくらはぎをもむことで足や腰の痛みが 和らぎ、高血圧も改善、血行が良くなることを説明した本だと米紙ウォ ールストリート・ジャーナルが紹介している。

ベストセラー2位は「人生はニャンとかなる!-明日に幸福をまね く68の方法」。洞察に満ちた言葉や引用をねこの写真と並べた本だ。米 国人がねこ好きでないとは言わないが、アマゾン・ドット・コムによれ ば米国の今年のベストセラーは奴隷制度を題材にしたスー・モンク・キ ッド氏の小説『The Invention of Wings(仮訳:翼の創造)』だ。

米国人が真面目な国民に見えてくるだろうか。日本に感謝して、ふ くらはぎをもみながら悦に入るとするか。

原題:Here’s Alternative to Searing Abenomics Coverage: Opening Line(抜粋)

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