アジア・太平洋株式サマリー:中国株続伸-香港とインド下げる

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下 の通り。

【香港・中国株式市況】

中国株式相場は2営業日続伸。建設株や鉄道株が買われた。当局が 経済成長を下支えするために追加措置を講じるとの観測が広がった。

中国建築(601668 CH)と中国中鉄(601390 CH)は7%を上回る上 昇となり、インフラ関連株の上げを主導。中国の李克強首相は今週、ア ジアの市場を結び付けるインフラ整備の資金を賄うシルクロード基金構 想を推進するため、カザフスタンを訪問している。

東方財富信息(300059 CH)は2営業日連続で値幅制限いっぱいの 上昇。こうした中で、小型株の指標である創業板(チャイネクスト)指 数は過去最高値を付けた。

上海総合指数は前週末比0.5%高の2953.42で終了。一時は1.6%下 落する場面もあった。CSI300指数は0.8%高。創業板指数は2.1% 高。

申銀万国証券の中国株セールス・トレーディング担当ディレクタ ー、ジェリー・アルフォンソ氏(上海在勤)は、「中国株に関する市場 のセンチメントは引き続きかなり強気だ」と指摘。「建設・鉄道関連株 などがパフォーマンス上位となっている。これは投資家が追加景気刺激 策観測に賭けている公算が大きい」と述べた。

香港市場ではハンセン中国企業株(H株)指数が0.2%安。ハンセ ン指数は1%安。

【インド株式市況】

インド株式相場は下落し、指標のS&Pセンセックス指数は7週間 ぶり安値で引けた。世界的に情報テクノロジー(IT)支出が減ること への懸念から、タタ・コンサルタンシー・サービシズを中心にソフトウ エアメーカーが売られた。

タタ・コンサルタンシーは5カ月ぶり安値となった。同社は10-12 月期の小売りや製造業企業からの収入が祝日の影響を受ける公算だと明 らかにした。先週6.4%下落したインフォシスも値下がりし、IT株指 数は過去最長の10営業日続落となった。

センセックス指数は前週末比0.1%安の27319.56と、10月29日以来 の安値で終了。先週は3.9%安と、週間ベースで2011年3月以来の下落 率となっていた。原油相場が5年ぶり安値まで下げたことで、世界的景 気見通し悪化の懸念が強まった。インドの大手ソフトウエアメーカーは 収入の約9割を海外で得ている。

【タイ株式市況】

タイ株式市場では指標のSET指数が11カ月ぶりの大幅安となっ た。原油急落でエネルギー銘柄が売られたほか、今年の相場上昇は企業 業績見通しに照らして行き過ぎとの見方も広がった。

SET指数は前週末比2.4%安の1478.49で終了。午後に一時9.2% 安まで急落する場面もあった。5営業日での下落率は7.5%に達した。 タイ最大のエネルギー会社、タイ石油公社(PTT)は4.9%下げ、傘 下のタイ石油開発公社は7営業日続落で引けた。

【オーストラリア株式市況】

S&P/ASX200指数は前週末比33.49ポイント(0.6%)安 の5186.08。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前週末比1.35ポイント(0.1%)安の1920.36。

【台湾株式市況】

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