原油下落、強気派に不意打ち-買い越し増加後に5年ぶり安値

世界的リセッション(金融危機)後で最悪の 原油先物相場下落が終了すると見込む投機家の買い越しが増加した後、 相場は予想に反して下げた。

米政府のデータによれば、資産運用会社による米国の原油の買い越 しは9日終了週に2カ月ぶりの高水準に増加した。売りポジションが8 月以来の低水準に減少したことが主因。米商品先物取引委員会 (CFTC)のデータによれば、WTI(ウェスト・テキサス・インタ ーミディエート)原油の先物とオプションの買越残高は6894枚増の19 万1268枚と、10月7日以来の高水準となった。

クウェートやイラクなど石油輸出国機構(OPEC)加盟国が価格 を引き下げたことを受け、原油相場は先週、5年ぶりの安値に下落。国 際エネルギー機関(IEA)は、世界の石油需要見通しを5カ月間で4 回にわたって下方修正した。

ストラテジック・エナジー・アンド・エコノミック・リサーチ(マ サチューセッツ州)のマイケル・リンチ社長は12日の電話インタビュー で「多くの投資家が底値は近いと考えている。的確にタイミングをつか むのは常に難しい」と指摘した。

原題:Oil Slump Blindsides Bulls That Wagered on Rout Ending: Energy(抜粋)

--取材協力:Moming Zhou.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE