中国、インド独占のネパール市場への食い込み狙う-投資急増

世界最高峰の山々が連なるヒマラヤ山脈の南 に位置するネパールの首都カトマンズの郊外で、オレンジ色のヘルメッ トをかぶった中国人技術者がネパール初となる8車線の高速道路の建設 を指揮している。

インドと中国に挟まれたネパールでは、これまでインドが強い影響 力を持っていた。4500万ドル(約53億円)が投じられるカトマンズを囲 む環状道路の整備計画は、そうしたインドの存在感に対する挑戦の1つ だ。最近まではヒマラヤ山脈が物理的な壁となり、ネパールは地理的に 往来が容易なインドとの貿易が盛んだった。

ネパールのマハト財務相はカトマンズでの4日のインタビューで、 「中国の重要性は増している」と指摘。「新たな貿易関係の確立や中国 製品の安さを背景に、中国とネパールの貿易は拡大している」と述べ た。

世界最貧国の1つであるネパールへの投資額は今年、中国がインド を抜いて最大となった。ネパールと中国の貿易も急増しており、インド のネパールに対する影響力を弱めている。

昨年度(2013年8月-14年7月)に中国が約束したネパールへの投 資額は73億ネパール・ルピー(約87億円)と、インドの65億ネパール・ ルピーを初めて上回った。ネパール工業省のデータによれば、中国の投 資額は今年度もインドを上回る見込みだ。

原題:China Breaks India Monopoly on Nepal Economy as Investment Grows(抜粋)

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