豪政府:鉄鉱石は60ドル近辺と予想-商品下落が予算を直撃

オーストラリア政府は鉄鉱石価格が1トン当 たり約60ドルになるとの見通しを示した。同国の交易条件は統計が始ま った1959年以降で最大の悪化を示し、財政赤字が拡大している。

メタル・ブレティンが集計したデータによれば、鉄鋼原料である鉄 鉱石の価格は今年に入って約50%下落しており、11月には5年ぶりの安 値である68.49ドルを付けた。ホッキー豪財務相は今月14日、シドニー で記者団に対し、予算では92ドルを想定していたことを明らかにした。

ホッキー財務相は「鉄鉱石価格は近い将来、60ドル近辺にとどまる と予想している」と説明。鉄鉱石価格の下落について「それぞ れ15%、20%ずつ下げた発電用石炭(一般炭)、小麦と同様、予算に大 きな影響を及ぼしている」と述べた。

豪州が15日発表する年央の経済・財政見通しでは財政赤字が従来予 想より拡大し、公共サービスの予算削減が一段と進められる見込みだ。 ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト13人を対象に実施した調査の 中央値では、2014-15会計年度(14年7月-15年6月)の財政赤字は今 年5月に公表された予算案の298億豪ドル(約2兆9000億円)から370億 豪ドルに拡大すると予想されている。

原題:Australia Sees $60 Iron Ore as Commodity Slump Hits Budget (抜粋)

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