米鉱工業生産指数:製造業・公益事業が上昇、鉱業はマイナス

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11月の米鉱工業生産指数は前月比で上昇 し、2010年5月以来最大の伸びとなった。製造業と公益事業が伸び、鉱 業は2カ月連続で低下した。

米連邦準備制度理事会(FRB)が発表した11月の鉱工業生産指数 (製造業、鉱業、公益事業の生産を対象、季節調整値)は前月比1.3% 上昇した。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値 は0.7%上昇だった。前月は0.1%上昇(速報値0.1%低下)に修正され た。

BNPパリバの米国エコノミスト、ローラ・ロスナー氏は「製造業 にとって11月は強い月間だった。こうした状況は続くだろう」と指摘。 「消費者と企業の需要がともに強くなっており、これは自己強化だ。生 産の伸びは来年の底堅い成長に向け準備を整えることになる」と述べ た。

鉱工業生産全体の75%を占める製造業の生産指数は1.1%上昇と、 9カ月ぶりの大幅な伸び。

自動車・同部品の生産は5.1%上昇。7月以来初のプラスだが、3 カ月間の下げは埋め切れなかった。自動車・同部品を除く製造業の生産 は0.9%の上昇。

公益事業の生産指数は5.1%上昇と、07年2月以来最大の伸びとな った。前月は0.7%の低下だった。

石油掘削を含む鉱業の生産指数は0.1%低下。前月の1.0%低下に続 き、2カ月連続マイナスとなった。

消費財の生産は2.5%上昇と、1998年8月以来の大幅な伸び。自動 車や電子機器、エネルギーがけん引した。

鉱工業設備稼働率は80.1%と前月の79.3%から上昇、景気後退期入 り4カ月目に当たる08年3月以来の高水準となった。

統計の詳細はをご覧ください。

原題:Industrial Production in U.S. Jumps by Most Since May 2010 (1)(抜粋)

--取材協力:Chris Middleton.

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