中国の10月の米国債保有残高、2013年2月以来の低水準

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中国の10月の米国債保有残高は2013年2月以 来1年8カ月ぶりの低水準となった。人民元が上昇し、同国が米国債を 購入する勢いが弱まることが示唆されていた。

米財務省が15日公表した月次の対米証券投資統計によると、中国 の10月時点の米国債保有残高は1兆2500億ドル(約147兆円)で、前月 比136億ドル減少した。外国による米国債保有額では中国が引き続き首 位。2位は日本で、6億ドル増の1兆2200億ドル。両国の差は12年9月 以来の水準に縮小した。

中国が人民元の利用を世界に拡大する一環として市場が決定する為 替相場への移行を進める中、人民元は対ドルで10月に0.4%上昇した。 中国が元相場下落を目的とした介入を減らすと、国債などの米証券を買 う必要性が低下する。

ノムラ・セキュリティーズ・インターナショナルの金利戦略アナリ スト、スタンリー・サン氏は「中国の米国債ポートフォリオの伸びが見 られない状況は今年を通じた動きであるため、構造的なトレンドになり つつあると考える」と述べ、「急減ではなく緩やかな減少」を予想して いると付け加えた。

米財務省が公表した対米証券投資統計にれば、10月の米長期証券投 資は14億ドルの売り越し。9月は過去最大の1643億ドルの買い越しだっ た。短期国債など短期証券を含む全体では10月は1784億ドルの買い越 し。前月分は572億ドルの売り越しに修正された。

原題:China’s Treasury Holdings Fall to Lowest Since February 2013 (1)(抜粋)

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