欧州債:ギリシャ債利回り大幅上昇-金融危機以降で最悪の週

ギリシャ国債相場は週間ベースで大幅下落。 利回りはソブリン債危機真っ最中の2012年5月以降で最大の上げ幅とな った。

ギリシャ10年債利回りは今週、約200ベーシスポイント(bp、1 bp=0.01%)上昇。7月に発行された3年債の利回りは450bp強の 上昇で、長期債利回りの水準も上回った。これは債務支払いをめぐる懸 念の高まりを示している。

ギリシャのサマラス首相が大統領選出の前倒しを決定したことを受 け、現政権が解散総選挙に追い込まれる可能性があるとの憶測が広がっ た。そうなった場合、緊縮策に反対する急進左派連合(SYRIZA) 勝利の公算が大きいことが世論調査で示されている。

ミント・パートナーズ(ロンドン)のストラテジスト、ビル・ブレ ーン氏は、「ギリシャへの投資が再び不可能となる恐れがある」と述 べ、「野心的な投資家らは押し目買いを模索し、可能なシナリオを利用 すると思うが、今回、ギリシャは他の欧州諸国から隔離されているよう な気がする」と続けた。

ロンドン時間午後4時30分現在、ギリシャ10年債利回りは前日比6 bp上昇の9.15%。週間ベースでは192bp上昇した。一時は9.43%ま で上げ、2013年9月以来の高水準となった。同国債(表面利率 2%、2024年2月償還)価格はこの日、9.725下げ64.955。3年物利回 りは前週末から494bp上昇し10.94%となった。

一方、安全資産とされるドイツ10年債の利回りはこの日、過去最低 の0.618%に低下した。週間ベースで15bp低下。これは13年9月27日 終了週以来の大幅低下。

原題:Greek Bonds Extend Worst Week Since Euro Crisis as Yields Soar(抜粋)

--取材協力:Inyoung Hwang、Nikos Chrysoloras.

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