アジア・太平洋株式サマリー:中国株上昇-香港とインド下げる

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下 の通り。

【香港・中国株式市況】

中国本土の株式相場は上昇した。11月の工業生産の伸びが鈍化した ことを受けて、当局が一段の景気支援策を講じるとの観測が強まった。

ソフトウエア開発の東軟集団(600718 CH)は値幅制限いっぱい の10%高。同社の事業にゴールドマン・サックス・グループなどが出資 することが明らかになった。中信証券(CITIC証券、600030 CH) は3.1%高。

自動車メーカーの上海汽車集団(600104 CH)が2.6%下げるなど、 景気動向に左右される消費関連銘柄は下落した。中国東方航空(600115 CH)は3.1%安、海運の中遠航運(600428 CH)は2.5%安。原油安を受 けて両銘柄共に前日は10%上昇していた。

上海総合指数は前日比0.4%高の2938.17で終了。CSI300指数 は0.3%上昇した。

徳邦証券の張海東アナリスト(上海在勤)は「景気の弱さが示され たことで、来年の追加利下げ期待が高まった」と指摘。「だが短期的に は株価は上がり過ぎたため、一部の投資家はリスクを回避し積極的な取 引はしないだろう。相場は値固めに入る」との見方を示した。

香港株は下落。ハンセン中国企業株(H株)指数が0.2%安、ハン セン指数は0.3%安で取引を終えた。

【インド株式市況】

インド株式相場は下落。指標のS&Pセンセックス指数は週間ベー スで3年ぶりの大幅下落となった。原油安をきっかけに新興国株の需要 が冷え込むとの懸念が背景。

インドガス公社(GAIL)はここ1年で最長の7営業日続落とな った。インド石油ガス公社(ONGC)は5月以来の安値を付けた。世 界最大の製油所を所有するリライアンス・インダストリーズは8カ月ぶ りの安値。タタ・スチールも大きく下げた。

ムンバイ市場のセンセックス指数は前日比0.9%安の27350.68で終 了。今週の下落率は3.9%に達した。新興市場株は年初来高値を9月に 付けて以来、14%下げている。クレディ・スイス・グループによれば、 インド株・債券には来年約180億-200億ドルが流入する見込み。リスク 意欲の減退で今年の430億ドルは下回る可能性がある。

【オーストラリア株式市況】

S&P/ASX200指数は前日比11.40ポイント(0.2%)安 の5219.57。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比5.12ポイント(0.3%)高の1921.71。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比14.26ポイント(0.2%)高の9027.33。

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