高配当で際立つエネルギー企業、投資家に魅力的でも落とし穴

原油安をきっかけに、パイプライン などエネルギー資産を所有し税制面で有利な扱いを受けられるマスタ ー・リミテッド・パートナーシップ(MLP)と呼ばれる株式市場の一 角に関心が集まっている。MLPは目立たないものの成長分野だ。

不動産投資信託(REIT)のようにエネルギーMLPはほぼ全て の収益を株主に還元する。低利回りが主流の時代にあってMLPは高い 配当が得られる点で魅力的だ。

50銘柄で構成されるアレリアンMLP指数が8月29日に付けた過去 最高値から18%下落している中で、こうした配当は表面的にはさらに目 を引く。同指数の配当利回りは11日以降で6.2%と、10年物米国債や S&P500種REIT指数との比較でこの約2年で最高。ピーク時でも 同指数の利回りは5%と、米国債に比べると2倍超の水準だ。

原油高と低い資金調達コストを背景に米国でインフラ投資ブームが 起きたほか、低金利で投資家は高リスクで高い利回りが得られる資産の 獲得に動き、エネルギーMLPは成功を収めた。ただ原油相場の下落や ジャンク(投機的格付け)債利回りの上昇でMLPの今後の見通しは怪 しくなっている。

原題:These Stocks Yield 20% in Dividends But There’s Just One Catch(抜粋)

--取材協力:Isaac Arnsdorf.

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