米株高は堅調な消費が後押し-脆弱な国の問題は材料視されず

米国株は7四半期連続で過去最高値 を更新した後も上昇基調を維持している。ベネズエラが原油安で被るス トレスやギリシャの債務問題は、米国の積極的な消費や景気拡大の兆し にかき消されている。

S&P500種株価指数は今年これまでに10%上昇しているが、2015 年はさらに10%上げるとドゥブラフコ・ラコスブジャス氏らJPモルガ ン・チェースのストラテジストが、顧客向けリポートで予想した。ベネ ズエラをめぐる懸念が強まる中で、ロシアは中央銀行が追加利上げに動 いたにもかかわらず、1998年以来で最悪となるルーブル安に歯止めがか からず、ギリシャ株は3日続落し、下落率は20%を記録。それでも11日 のS&P500種は0.5%上昇した。

米景気は雇用統計を見る限り勢いを増しているが、他の主要国は景 気が減速あるいは縮小しているか、成長が止まった状態にある。米国の 原油価格指標は11日、09年7月以来初めて1バレル=60ドルを割り込ん だ。

リッジワース・キャピタル・マネジメントのシニアストラテジス ト、アラン・ゲイル氏は電話取材に対し、米国は「最初にリセッション に陥り金融危機を経験した。そこから抜け出すのも最初になる」と指 摘。「米連邦準備制度は利上げを目指しているが、そのペースには大い に疑問がある。海外情勢がそれを左右する1つの要因となろう」と述べ た。

原題:Fragile World No Bar to S&P 500 Rebound as Economy Delivers (2)(抜粋)

--取材協力:Callie Bost、Christopher Condon、Oliver Renick.

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