米SEC、急成長する投信業界に照準-包括的な規制を準備

米証券取引委員会(SEC)は投資 信託に対し広範な規定を準備している。急成長を遂げ、より複雑な投資 戦略に移行している投信が金融システムのリスクになる恐れがあるため だ。ホワイトSEC委員長が11日、ニューヨークでのイベントで概要を 示した。

30兆ドル(約3570兆円)規模の投信業界の発展に規制が追い付いて いないとの懸念をめぐるSECの対応策としては、これまでで最も包括 的な内容となる。同委員長によると、売却しにくい資産やデリバティブ (金融派生商品)にファンドが投資することを制限する案などが検討さ れている。

連邦政府の銀行監督当局や国際通貨基金(IMF)は投信や資産運 用会社に対するSECの規制が十分かどうかを問題にしている。銀行融 資やジャンク(投資不適格級)債など流動性の低い資産を保有するファ ンドが解約請求を受けて現金を調達する際に、投資損失を出す恐れがあ るとの主張だ。

投信に特に厳しい視線が注がれているのは、小口投資家と直接取引 があり、解約請求を受ければ7日以内に資金を返還する義務があるため だ。投信が迅速な資産売却を迫られれば相場を押し下げ、それが波及し 他の投資家にも打撃を与えかねないとホワイト委員長は指摘した。

原題:SEC Takes Aim at Funds Fighting Too-Big-to-Fail Label (1) (抜粋)

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