中国、来年も穏健な金融政策を採用-中央経済工作会議が閉幕

中国指導部は2015年に緩和と引き締 めの間で均衡を保つ穏健(慎重)な金融政策を採用することで、経済成 長ペースの維持を目指す。この日閉幕した中央経済工作会議の声明で明 らかになった。

国営の新華社通信が報じた声明要旨によると、同会議は成長減速に 歯止めをかけるという課題はあるものの、成長は底堅く潜在性があり、 経済運営の余地は十分にあると判断した。例年通り、来年の経済成長目 標について具体的な数字への言及はない。

新華社が報じた声明は、中国経済は緩慢な成長を意味する「新常態 (ニューノーマル)」に適応しつつあると強調。習近平国家主席が最近 多用する新常態という表現は、インフラ投資や輸出への依存低下を目指 す指導部の方針を反映している。中国経済は1990年以来の低成長が予想 されており、中国人民銀行(中央銀行)は11月に政策金利を引き下げ た。

新華社は中国がマクロ経済政策における一貫性と安定を維持し、積 極的な財政スタンスを続ける方針だと報じた。

金融政策においては、引き締めと緩和の間の適切な均衡にこれまで 以上に留意する方針だという。海通国際証券の胡一帆チーフエコノミス ト(香港在勤)はこの表現について、緩和のサインを送っていると分 析。中国人民銀は金融システムにおけるリスク表面化を遅らせるため、 流動性の供給をいとわない姿勢をこれまでに明らかにしているものの、 金融政策について「緩和」と表現することはなかったと述べた。

原題:Chinese Leaders to Maintain Prudent Monetary Policy in 2015 (1)(抜粋)

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