ルービニ・グローバル:鉄鉱石価格、60ドル割り込むと予想

鉄鉱石価格が来年、1トン当たり60 ドルを割り込む可能性があるとの見方を、ルービニ・グローバル・エコ ノミクスが示した。大手鉱山会社が増産を進め、中国の需要の伸びが鈍 化する中で供給過剰が膨らむためとしている。

ルービニ・グローバルの商品ディレクター、ヘレン・ヘントン氏 は10日、ロンドンからの電話インタビューで、鉄鉱石の価格が来年、1 トン当たり平均65ドルになると予想。価格は1-6月(上期)に下落し た後、一部の高コストの鉱山の操業が停止されるため回復するとの見通 しを示した。その上で、生産各社にとって価格が下落する環境は厳し く、低コストの供給会社が競争力の低い鉱山の閉鎖を見込んで増産を続 けるのは理にかなっていると指摘した。

2003年から鉄鉱石市場を調査しているヘントン氏は「大手3社は、 一部の高コストのプロジェクトが生産能力の稼働を停止し始めると期待 して増産を発表し、減産ではなくコスト削減を計画している」と説明。 「その間に、供給過剰が大量に膨らむ可能性がある。それは不合理な決 断ではない」と述べた。

メタル・ブレティンが集計したデータによれば、中国の青島に荷揚 げされる鉄鉱石(鉄分62%)の11日の価格は前日比0.3%高の1ドライ トン当たり69.37ドル。11月26日には68.49ドルと、約5年ぶりの安値ま で下げた。

原題:Roubini Global Sees Iron Ore Below $60 on ‘Massive Surplus’ (2)(抜粋)

--取材協力:Phoebe Sedgman、Judy Chen.

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