米30年債の年初来リターンが25%突破-欧州債も上昇

米30年国債の年初来リターンは11 日、この日行われた30年債入札の前に25%を突破した。年間ベースで同 水準を上回るのは2011年以来初めて。低インフレ見通しが支援材料とな っている。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの指数に基づく と、30年債のリターンは27%と、3年前の欧州債務危機時に記録し た36%以来の大きさとなった。商品相場安や世界の成長減速でコストが 抑制され、世界中で債券需要が高まっている。

トロント・ドミニオン・バンク(ロンドン)のシニアストラテジス ト、リチャード・ケリー氏は「米経済が成長している一方で、市場には 世界の経済成長が引き続き低迷し、インフレ見通しが緩やかにとどまる 公算が大きいとの見方がある」と指摘。「それが米長期国債のパフォー マンスが短期債を上回っている理由であり、このトレンドは当面続くだ ろう」と述べた。

欧州の長期債相場も上昇。ドイツの30年債利回りは初めて1.5%割 れし、英30年債利回りは過去最低の2.586%に低下した。

原題:U.S. 30-Year Bond Return Tops 25% in 2014 Gain With Bunds, Gilts(抜粋)

--取材協力:Wes Goodman.

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