インベステックが謝罪、「息できない」と米金融規制当局を批判

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ニューヨーク州金融サービス局のベ ンジャミン・ロースキー局長は、エリック・ガードナーさんを押さえつ けて窒息死させた白人警官に例えられたことに憤慨し、投資会社インベ ステックに謝罪を要求した。

同社の銀行アナリスト、イアン・ゴードン氏(ロンドン在勤)は10 日付のリポートで、英銀スタンダード・チャータードに対する米当局の 扱いを批判。リポートには、死亡したガードナーさんの最後の言葉「息 ができない」が題に付けられた。

「あんまりだ」とロースキー氏はツイッターに投稿。「インベステ ックに取り消しと謝罪」を要求した。

米司法当局とスタンダード・チャータードは2012年、米国の法律で 禁じられているイランとのビジネスをめぐる問題で決着。調査を継続 し、3年間の監督下に置くことで合意していた。米司法当局は9日、こ の合意にもかかわらず、スタンダード銀が制裁法に反した可能性がある と発表した。インベステックのリポートはこれについて、米国で実質的 なビジネスを展開していない銀行に対し、規制当局が不釣り合いな力で 管理しようとするのは「傲慢」だと批判した。

ロースキー氏がツイッターにコメントを掲載した後、インベステッ クは「スタンダード・チャータードに関するこの日のリポートに不適切 な内容があったことを謝罪し、気分を害されたのであれば心からお詫び する」との声明を電子メールで発表した。「問題となっている表現はイ ンベステックの見解を代表するものではない」としている。

人種差別と銀行差別

同社の広報を担当するニック・ランバート氏はこれより先、同リポ ートが発表前に同社のコンプライアンス(法令順守)部門のチェックを 受けたと述べていた。

リポートを書いたゴードン氏はこれより先、電話取材に対し、「単 刀直入に私見を言わせてもらえば、人種によって差別的な行動を取るの と、銀行によって差別的な態度を取るのはいずれも米国の権威主義的な 体制として共通したものがある」と話した。

原題:Lawsky Gets Investec Apology After ‘I Can’t Breathe’ Note (1)(抜粋)

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