中国人民銀に預金準備率引き下げの余地広がる-外貨購入縮小で

中国人民銀行(中央銀行)は外貨購 入の規模を縮小していることから、世界最大規模のバランスシートを活 用する余地が広がっている。

米国や日本、ユーロ圏の中銀は近年、利下げや資産購入を通して過 去最大の流動性を供給してきたのに対し、人民銀は貿易黒字を理由とす る資金流入にドル買いと人民元売りで一部対応してきた。元の流通量増 加によるインフレ高進を防ぐため、人民銀は預金準備率を20%に設定し ている。

人民銀の胡暁煉副総裁は、中国が基本的に定期的な為替介入を停止 していることを明らかにした。これにより流動性吸収の必要性がその分 なくなり、先月の利下げに続く措置として人民銀が預金準備率を引き下 げる余地が広がっている。

人民銀の全資産は2002年に周小川総裁が就任してからドル換算で9 倍の5兆5000億ドル(約655兆円)に拡大。この間に米連邦準備制度理 事会(FRB)の資産は6.5倍の4兆5000億ドルに増え、日本銀行の資 産は約2.5倍、欧州中央銀行(ECB)の資産は3倍余りに増加した。

原題:PBOC Balance-Sheet Surge Gives Room to Ease on Bank Reserves (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE