【今日のチャート】マカオのカジノから客足遠のく-株高などで

マカオの2大カジノ運営会社の株価 は過去4年余りで初めて、通年ベースで下落しそうだ。中国での反汚職 キャンペーンに加えて本土の株式市場の売買代金が過去最大に膨らんで おり、本土からのギャンブル客はカジノへの支出額を減らしている。

今日のチャートは上段で、サンズ・チャイナ(金沙中国、オレンジ の線)とギャラクシー・エンターテインメント・グループ(銀河娯楽集 団、水色の線)、香港市場で取引されている時価総額で中国トップと2 位の証券会社(ピンクと黄緑の線)の株価動向を示している。マカオの カジノ収入は11月に243億パタカ(約3650億円)と、2012年9月以来の 低水準に減少(下段の白い線)。一方、上海、深圳両証券取引所の売買 代金は9日に過去最大の計1兆2400億元(約24兆円)に膨らんだ(下段 の赤い線)。

マカオのカジノ収入が減少する中、サンズ・チャイナとギャラクシ ー・エンターテインメントの株価は共に今年に入り30%余り下落。本土 からの観光客の流入でマカオが世界最大の市場規模を持つカジノ市場に 成長したことで、両社の株価は過去4年間で500%強上昇していた。一 方、上海総合指数の急伸を背景に中信証券(CITIC証券)と海通証 券の株価はいずれも今年に入って38%超上げている。

JPモルガン・アセット・マネジメントのアジア市場担当チーフス トラテジスト、タイ・ホイ氏(香港在勤)は「かつてカジノで賭けを行 っていた人たちが、今では自宅で株式に投資している可能性がある」と 指摘した。

原題:Macau’s Casinos Empty as China Stock Bets Jump: Chart of the Day(抜粋)

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