米JPモルガン:10%台後半のトレーディング減収率を予想

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JPモルガン・チェースの10-12月 (第4四半期)トレーディング収入は前年同期比で「10%台後半」の減 少率になるだろうと、マリアン・レーク最高財務責任者(CFO)が述 べた。同行の株価は一時2.3%下落した。

同氏は10日の投資家会議で、現物商品事業の売却と優先株発行によ る金利コスト上昇が減収の大半の原因だと説明した。トレーディング業 務の「中核部分のパフォーマンス」は前年同期比で4%の落ち込みにな る見通しだと言う。

シティグループは10-12月の自社のトレーディング収入について前 年同期比で約5%減少するとの見通しを示しているほか、バンク・オ ブ・アメリカ(BOA)はトレーディング収入が前期および前年同期の 実績を下回ると予想している。

JPモルガンの1-9月のトレーディング収入は11%減。同期間の トレーディング収入を金額にすると144億ドル(約1兆7000億円)で、 総収入の20%に相当する。

10-12月の減少率のうち8%は同行が以前に発表した「事業簡素 化」の取り組みに起因すると同行のレークCFOは説明。この中には、 現物商品事業の売却や同行のグローバル・スペシャル・オポチュニティ ーズ・グループの資産売却が含まれるという。

今回の約3億ドルの減収分は「同様の規模」のコスト削減で相殺さ れるとレーク氏は述べた。5%は優先株発行による金利コスト上昇が原 因だとし、それは資金調達の手段であるためトレーディング収入から差 し引かれるという。

レークCFOは2015年について、同行にとっては「まずまず」なが らも「移行期」が続くとの見通しを示した。トレーディング環境は来年 も「厳しい」状況が続くと指摘。全体の調整後費用は減少すると付け加 えた。

原題:JPMorgan Forecasts ‘High Teens’ Decline in Trading Revenue (2)(抜粋)

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