原油価格下落でHIV対策予算を削減か-アンゴラ

アフリカ2位の産油国であるアンゴ ラでHIV(エイズウイルス)対策に振り向けられる予算が来年、2013 年の半額に削減される可能性がある。原油価格下落で歳入が減少してい ることに加え、国外からの支援金も落ち込んでいるためだ。

アンゴラでHIV患者を支援する団体の代表を務めるアントニオ・ ロドリゲス・コエーリョ・ネト氏は8日の電話インタビューで、アンゴ ラのHIV対策予算が来年、1100万ドル(約13億2300万円)と、13年 の2200万ドルから大きく減少する見通しだと語った。14年は1600万ド ル。

ネト氏は、HIV感染の拡大抑制を目指すアンゴラ政府の能力につ いて「特にカウンセリングや薬剤治療、医療ワーカーの訓練などにどれ だけ投資するかにかかっている」と指摘。「アンゴラは逆行しており、 新たな感染と死者の増加につながる恐れがある」と述べた。

予算削減により、これまでHIV対策でアンゴラが達成してきた成 果がリスクにさらされる可能性がある。ネト氏によれば、同国のHIV 感染率は2.4%と、アフリカでは低水準の国の一つ。原油価格が6月以 降30%余り下落したことを受け、アンゴラは教育予算を削減。支出をさ らに調整する可能性も示唆している。

原題:Angola May Cut Funding for HIV Prevention as Oil Prices Decline(抜粋)

--取材協力:Colin McClelland.

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