米最高裁、英BPの上訴を受理せず-原油流出事故めぐる裁判

英石油会社BPは2010年のメキシコ 湾原油流出事故に関連して97億ドル(約1兆1700億円)の損害賠償を支 払うとした和解をめぐって、米連邦最高裁は8日、被害を受けなかった 企業にも賠償金が支払われることになっていると主張していたBPの上 訴を退けた。

今回の最高裁判断により、BPは当初の和解合意に基づいて数十億 ドルの賠償金を原油流出被害者に支払い続けることになる。

BPは米国史上最悪の原油流出事故でこれまでに汚染除去費用や損 害賠償金などで280億ドル余りを費やしているが、依然複数の訴訟を抱 えている。このほか、同社は来年1月から始まる訴訟で水質汚染防止法 違反で最大180億ドルの罰金を科される可能性もある。

BPは当初、集団訴訟の和解金を78億ドルと見積もっていたが、現 在では97億ドルを「大幅に上回る」見込みだと説明。ブルームバーグ・ インテリジェンスのアナリスト、ブランドン・バーンズ氏はBPの和解 費用が最終的に200億ドルに達する可能性があると推計している。

BPの広報担当ジェフ・モレル氏は電子メールで、同社は「流出に よるダメージを受けていない原告に賠償金が支払われ、原告側弁護士ら が結果として不当利益を得ることを懸念している」と述べた。

原題:BP Rejected by U.S. Supreme Court on Gulf Spill Payments (2)(抜粋)

--取材協力:Margaret Cronin Fisk、Laurel Calkins.

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