ギリシャ政権交代なら資産評価見直し-買いの好機との見方も

ギリシャの最大野党、急進左派連合 (SYRIZA)が政権に就けば、欧州で最も債務負担の大きい国のか じ取りを左派政党が担うことになる。同党のアレクシス・ツィプラス党 首は債券投資家に恐れることは何もないと説得しようとしている。

ユーロ圏危機さなかの2012年、ギリシャでは総選挙に続き再選挙が 行われ、SYRIZAは僅差ながら敗北した。同党は当時、ギリシャが 国際社会と結んだ救済合意の打破を訴え、同国のユーロ圏離脱リスクが 浮上していた。ツィプラス党首(40)は今、財政面で慎重な姿勢を表明 している。同党首は7日夜の議会で、「赤字に戻ることは望んでいな い。新たな借金も望んでいない」と述べた。

5年に及ぶ緊縮財政に疲れ果てた有権者に対し、ツィプラス党首は 歳出削減の緩和と予算均衡の間の綱渡りが可能だと説得を試みている。 エコノミストらは同党首の主張に疑問を投げ掛けるが、ツィプラス政権 誕生が見込まれるというだけですぐにあわてる必要はないとする投資家 もいる。

ペンタルファ・キャピタル(ロンドン)で1億1000万ユーロ (約160億円)相当の運用に携わるにニコラ・マリネリ氏は、 「SYRIZAが総選挙に勝利すれば、ギリシャ資産に対し短期的な評 価額見直しが必要だろうが、それが長期的な弱さになるとは考えていな い。買いの好機にすらなるかもしれない」と述べる。

世論調査では総選挙が実施されればSYRIZAが勝利すると見込 まれている。今年5月に実施された欧州議会選挙では、SYRIZAが ギリシャの第1党になった。

原題:Tsipras Seen Most Likely Greek Leader Mixing Mao With Yields (2)(抜粋)

--取材協力:Paul Tugwell、Eleni Chrepa、Arne Delfs、Brian Parkin、Rodney Jefferson、David Goodman.

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