中国住宅市場は頭打ち-鉄道貨物など幅広い分野で成長鈍化へ

中国の住宅建設ブームは先細りしつ つあり、鉄鋼やセメントの価格下落から、電力使用や鉄道貨物輸送、小 売売上高の落ち込みに至るまで幅広い影響が出ている。

北京の調査会社の竜洲経訊によると、住宅完工は13年間でほぼ3倍 に膨らんだが、来年から2025年にかけては年1-3%減少する見込み で、影響は長引きそうだ。住宅需要の変化や供給過剰を踏まえれば、当 局は11月21日に発表したような利下げによって影響を緩和することはで きても、それを跳ね返すことはできないようだ。

UBSグループの中国担当チーフエコノミスト、汪涛氏(香港在 勤)は「転換点が来た」と述べ、「建設が減少しているため、成長は鈍 化せざるを得ず、鉄鋼・セメント需要、エネルギー消費、工業生産、家 電、自動車などあらゆるものが後退を余儀なくされる」と指摘した。

李克強首相にとって厄介なのは、こうした不振をサービス業や消費 ですぐには補えない点で、中国経済は今年、1990年以来の低成長となり そうだ。成長鈍化が景気循環に伴うものではなく構造的なものであるこ とが鮮明になっており、商品市場に波及している。

ブルームバーグが集計した月次国内総生産(GDP)データによれ ば、中国は10月に前年同月比6.91%成長と、3カ月連続で7%成長を割 り込み、2009年初め以来の弱さを示した。このデータは工業生産と発 電、旅客輸送、鉄道貨物量、投資、小売売上高、輸出という7つの指標 をベースにしたもので、これらの大半が鈍化もしくは低下している。

原題:China Growth Seen Slowing From Rail to Retail as Housing Peaks(抜粋)

--取材協力:Liza Lin、Jing Jin、Xin Zhou、Xiaoqing Pi.

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