ピジョン:業績と配当予想のさらなる上振れも-足元の円安加速で

JPX日経インデックス400採用銘 柄であるピジョンの山下茂社長は、1日に上方修正した2015年1月期利 益見通しや配当予想には足元の円安の加速を織り込んでいないことか ら、業績、配当ともさらに上振れの余地があるとの見方を示した。海外 売上高は前期に全体の約5割を占めた。

育児用品大手の同社は今期純利益計画を73億円から78億円に上方修 正、年間配当計画も従来の1株90円から97円に引き上げた。前提為替レ ート(期中平均)は1ドル=104円50銭。山下社長は5日、ブルームバ ーグ・ニュースとのインタビューで、仮に前提為替を円安方向に見直し た場合、配当性向49.7%という目標を堅持するため、年間配当は97円を 上回る可能性があると述べた。今期は自社株買いを実施しないという。

今年3月に示した17年1月期を最終年度とする3カ年経営計画の前 提為替レートは1ドル=100円。足元で同120円までドル高円安となった ことを受け、前提為替レートの見直しに向け、社内で作業を進めている という。

山下社長によると、15年3月に公表する来期業績計画は「1ドル =110円前後」を前提にする意向で、中計で示した16年1月期営業益計 画130億円や17年1月期150億円より高い目標値を掲げる方針だ。

17年1月期までの現行中計では主力の中国事業の強化に加え、フラ ンスやベルギーの拠点の立ち上げや年間430万人の出生が見込めるイン ドネシア合弁事業の株式比率引き上げを目指す。18年1月期以降の3カ 年計画は「ブラジル事業の立ち上げが柱」となる見込みだ。

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