米証券取引委、S&PのCMBS格付けの停止求める-関係者

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米証券取引委員会(SEC)はスタ ンダード・アンド・プアーズ(S&P)による商業用不動産ローン担保 証券(CMBS)の格付けの停止を求めている。事情に詳しい関係者が 明らかにした。主要格付け会社に対する措置としては、これまでで最も 厳しいものとなる。

匿名を条件に語った同関係者によると、S&P親会社の米マグロウ ヒル・ファイナンシャルは和解の可能性でSECと依然協議を続けてい る。SECはS&Pが2011年に業務を受注するために、格付け基準を変 更していなかったか調査している。

格付け業界は、後に不良化した債券に上級格付けを付与していたこ とが2008年の金融危機につながったと批判されてから、より厳しい精査 の対象となっている。SECがS&Pの事業の一部停止を実施すれば主 要格付け会社に対して初めてとなる。

マグロウヒルの広報担当キャサリン・マティス氏やSECの広報担 当ジョン・ネスター氏はコメントを控えた。

関係者によると、格付け停止が和解協議の焦点となっている。S& Pは自社の特権への悪影響を懸念し、この処分を避けようと取り組んで いるという。

マグロウヒル株は前週末比2%安の91.80ドルで終了。一時は4.3% 下落した。

当局への届け出によると、SECは7月、S&Pが11年に格付けを 付与した6件のCMBSをめぐり、民事提訴あるいは行政処分の手続き を開始する可能性を事前に通知する「ウェルズノーティス」をS&Pに 送った。マグロウヒルによると、違反の疑いがあるとされているのは、 CMBSの格付けおよび「その後のそれらの格付けをめぐるS&Pによ る情報開示」に関してだという。

原題:SEC Said to Seek Standard & Poor’s Suspension of CMBS Rating (1)(抜粋)

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