欧州株:7年ぶり高値から反落、建設銘柄とエネルギー株安い

8日の欧州株式相場は下落。指標の ストックス欧州600指数は先週まで4週続伸だった。建設関連銘柄とエ ネルギー株の下げが目立った。

ストックス600指数は前週末比0.7%安の348.61で終了。先週は週間 ベースで1.1%上昇し、2008年1月以来の高値を付けた。スイスの建設 資材メーカー、シーカは22%安と、過去最大の下げとなった。同社に敵 対的買収を仕掛けたフランスのサンゴバンも値下がりした。

ドイツ株の指標であるDAX指数は前週末付けた最高値から0.7% 下落。10月のドイツ鉱工業生産が予想を下回る伸びとなったことが嫌気 された。

ストックス600指数は10月に付けた年初来安値から今月5日まで に13%上昇。欧州中央銀行(ECB)がソブリン債を購入するとの期待 が背景だった。同中銀のドラギ総裁は先週、来年早々に追加刺激策の必 要性を検証すると発言、バランスシート膨張計画についての語調を強め た。文言変更は24人から成る政策委員会でも、6人の執行部内でも全会 一致の合意ではなかったという。

ハムステッド・キャピタル(ロンドン)のファンドマネジャー、レ ックス・バンダム氏は、ユーロ圏経済は「低迷が続いている。大きな出 来事もないが、成長の兆しもない」と指摘。「欧州株式相場はドラギ総 裁を頼りに支えられている状態だが、政策委員会内で支持を失いつつあ る様相は懸念材料だ」と続けた。

この日の石油・ガス関連株指数は3年ぶり安値。英蘭系ロイヤル・ ダッチ・シェルは2.1%、仏トタルは1.9%それぞれ下げた。北海ブレン ト原油が2009年以来の安値まで下げたことが背景にある。

原題:Europe Stocks Drop From 7-Year High as Sika, Energy Shares Slump(抜粋)

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