ドラギ総裁に現実の厳しさ知らせるか、今週のTLTRO

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欧州中央銀行(ECB)は今週、2 回目の条件付き長期リファイナンスオペ(TLTRO)の入札を実施す る。ドラギ総裁は現実が自身の描く方針に程遠いことを思い知らされる かもしれない。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト調査によれば、今 週のTLTROの利用額は過去の長期オペの返済分に満たない見込み だ。ドラギ総裁はTLTROや資産購入によってECBのバランスシー トを最大1兆ユーロ膨張させる方針だとしているが、国債などの資産の 大規模な購入抜きにその達成は困難とみられる。

ドラギ総裁はECBが来年早期に現行措置の効果を検証する際、不 十分であることが判明すれば追加措置を取ると約束している。また、 ECBは次回1月22日の政策委員会で量的緩和(QE)プログラムを協 議する予定だと関係者が述べている。全てのデータがその協議の結果に 影響することとなる。

モルガン・スタンレーのアナリスト、ヒュー・ファンステーニス氏 は「ECBの決定はTLTROの利用状況と前のLTROの返済額に大 きく左右されるだろう」とし、TLTROの利用額が期待外れであれば 「追加の刺激策を投入する根拠が強まるだろう」と述べた。

ブルームバーグがまとめたアナリスト24人の調査によれば、11日の TLTROの利用額の予想レンジは900億-2500億ユーロで、中央値 は1480億ユーロ。ECBは11日に結果を公表する。9月の第1回は826 億ユーロで、エコノミスト予想を下回った。

今から来年2月までの間に銀行は、先に実施された3年物LTRO の資金を2700億ユーロ返済する。

原題:ECB Loans Seen as Underwhelming in Acid Test for Draghi: Economy(抜粋)

--取材協力:Kristian Siedenburg.

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