中国:周永康氏起訴なら非公開裁判か-問われる党の決意

中国共産党は元政治局常務委員で公 安トップを務めた周永康氏の党籍を剥奪した。汚職に加え機密漏えい容 疑のある同氏が正式に起訴されれば、非公開の裁判にかけられる可能性 があり、司法制度の透明性を高めるとの党の決意が本物かどうかが問わ れることになる。

共産党が政権に就いた1949年以降、周氏は汚職で党籍を剥奪された 党員としては最高位の役職となる。党総書記でもある習近平国家主席は 今回の決定を通じ、権力基盤を強化するとともに、元党首脳の責任を問 わないとの不文律を終わらせようとする動きに不満を抱く指導部内の抵 抗を封じ込めようとしている。

英ノッティンガム大学で現代中国研究所のトップを務めるスティー ブ・ツァン氏は電子メールで、「周氏のケースは世間で最大の汚職事件 と位置付けられる一方で、この問題の核心は現役あるいは退職した党政 治局員に対する事実上の免責特権をなくすことだ」と指摘した。

北京にある中国人民大学のチャン・ミン教授(政治学)は「周氏が 秘密を漏らしたのであれば、それが何であれトップレベルの機密である 可能性がある。中国指導者は恐らく世界にそれを知られたくはないだろ う」と分析。米シカゴ大学のダリ・ヤン教授(政治学)は「共産党は機 密漏えいの本質を示唆するだろうが、詳細まで示すことはなさそうだ。 法治を進展させるにはより開かれたアプローチが寄与するが、党は微妙 なバランスを取る必要がある」と述べた。

原題:China Probe of Zhou for Secrets Leaks May Mean Closed-Door Trial(抜粋)

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