ソニー・ピクチャーズへの攻撃、タイの5つ星ホテルが起点

ソニー・ピクチャーズエンタテイン メントのコンピューターシステムへの侵入が始まったのは、タイの首都 バンコクの5つ星ホテル、セントレジス・バンコクだった。このホテル のネットワークに入り込んだハッカーが同社の極秘情報を流出させた。

バンコク時間2日午前0時25分(日本時間同日午前2時25分)、米 西部時間1日午前のことだった。ハッカーはセントレジスの高速ネット ワークを通じソニーの社内データをインターネットに流し始めた。それ がホテルの客室、ロビーといった公共の場あるいは別の場所から行われ たかどうかは分からない。捜査に詳しい関係者1人が捜査情報は公表さ れていないとして匿名を条件に語った。

情報流出が一段落するまでにソニー・ピクチャーズの社員、元社 員、フリーランサー、一部のハリウッドスターの計4万7000人の個人情 報が世界で白日の下にさらされた。同社は情報流出に伴う打撃の食い止 めになお苦しんでいる。

今回のサイバー攻撃を誰が何の目的で仕掛けたかはなお不明だ。攻 撃は犯人が私腹をこやすためではなく、ソニーを当惑させる狙いがあっ たとみられる。

犯行の手掛かりを調べているサイバーセキュリティーの専門家の間 では、北朝鮮との関係が疑われるハッカー集団「ダークソウル」の特徴 あるとの見方が多い。この集団は2013年に韓国の銀行やメディア企業を 攻撃した。ソニー・ピクチャーズ攻撃への関与を否定している北朝鮮は 7日、同国の支持者や同調者による「正義の行為」かもしれないとする 声明を出した。

原題:Sony’s ‘DarkSeoul’ Breach Stretched From Thai Hotel to Hollywood(抜粋)

--取材協力:Michael Riley.

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