【FRB要人発言録】「相当な期間」の削除に近づく-副議長

1日から7日までの米連邦準備制度 理事会(FRB)要人の主な発言は以下の通り(記事全文は発言者の氏 名をクリックしてください)。

<12月5日> メスター・クリーブランド連銀総裁(ワシントンで講演):資産価格バ ブルが金融安定を脅かす可能性を抑えるため、金融政策は防衛手段とし ての選択肢であるべきだ。

メスター・クリーブランド連銀総裁(ワシントンでの講演後に記者団に 対し):米経済は正しい方向に進んでいる。

メスター・クリーブランド連銀総裁(ロイターのインタビューで):金 融当局は米景気の強さを認めて声明を調整し、「相当な期間」との文言 を外す必要がある。

<12月3日> フィッシャー・ダラス連銀総裁(ダラスで講演):償還期限で再投資を 止め、FRBの資産保有をゆっくりと削減し始めることは全く打撃にな らないだろう。こうした意見はフェデラルファンド(FF)金利の誘導 目標や超過準備の付利などの引き上げを急ぐことを意味しない。

フィッシャー・ダラス連銀総裁(ダラスでの講演後に記者団に対し): 「相当の期間」との文言は有意義でない。

ブレイナード理事(ワシントンのブルッキングス研究所の会議で講 演):金融安定リスクに対応するための手段として金融政策を活用する ことには慎重になるべきだ。一方で、FRBは経済に対して最も幅広い 視野を持った機関で、重要な安定手段を有しており、危機時には最初の 主要な対応者と考えられている。

プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁(シャーロットで講演):労働 市場で癒やしの過程は続いており、予想より強い回復は景気拡大の継続 を支えるはずだ。国民は危機時に失った富のうち、かなりの部分を取り 戻した。今の経済がかなり正常に動いており、政策はその正常化を反映 しなくてはならないという点をあらためて強く確信する

<12月2日> フィッシャー副議長(ウォールストリート・ジャーナル紙主催のCEO カウンシル会議で):「相当な期間」の文言削除に関する協議があった ことが前回の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録で分かってお り、当局がその削除に数カ月前よりも近づいているのは明白だ。

ラッカー・リッチモンド連銀総裁(マーケット・ニュース・インターナ ショナルとのインタビュー):米経済には成長の源泉がある。銀行セク ターが比較的堅調なようだ。最近の原油価格の動きが金融安定への懸念 になるとは考えていない。

ラッカー・リッチモンド連銀総裁(マーケット・ニュース・インターナ ショナルとのインタビュー):金融当局は雇用とインフレの目標に集中 すべきで、金融市場のボラティリティに対応する必要はない。

ダドリー・ニューヨーク連銀総裁(ニューヨーク市ブロンクスで開かれ た地域や実業界のリーダーとの会合で):信用へのアクセスは一部でま だ厳しい。現在よく聞かれる1つの話題は銀行が融資していないという ことだ。

ダドリー・ニューヨーク連銀総裁(ニューヨーク市ブロンクスで開かれ た地域や実業界のリーダーとの会合で):2015年の米経済見通しに慎重 ながらも楽観的。

ダドリー・ニューヨーク連銀総裁(ニューヨーク市ブロンクスで開かれ た会合で):2015年を展望すると、エネルギー価格の低下が実際に世界 の成長を支えるだろう。世界の成長見通しにかなり悲観的な見方がある のは知っている。個人的には多少行き過ぎていると思う。

<12月1日> コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁(同連銀のサイトに掲載した声明 で):FRBのインフレ目標には対称性が必要だ。2%を下回るインフ レ率は2%を超えるインフレ率と同じくらい問題だ。

フィッシャー副議長(ニューヨークでの外交問題評議会シンポジウムの 質疑応答):連邦準備制度にとって大きな問題は利上げのタイミング。

フィッシャー副議長(ニューヨークでの外交問題評議会シンポジウムの 質疑応答):原油価格の下落がインフレに及ぼす影響は一時的。あまり 懸念していない。

ダドリー・ニューヨーク連銀総裁(ニューヨークのバーナード・M・バ ルーク・カレッジで講演):利上げに着手するのはまだ時期尚早だ。金 利がゼロ付近で維持されているとき、やや早過ぎる金融政策引き締めの リスクはやや遅過ぎる引き締めのリスクよりも相当大きくなる公算が大 きい。

ダドリー・ニューヨーク連銀総裁(ニューヨークのバーナード・M・バ ルーク・カレッジで講演):エネルギー価格の下落は家計の実質所得の 大きな伸びにつながるほか、消費支出を力強く喚起するはずだ。

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