欧州株:大幅安-ECB総裁がソブリン債購入観測に水を差す

4日の欧州株式相場は欧州中央銀行 (ECB)のドラギ総裁の発言を受けて下落。同総裁は記者会見で、追 加刺激策の必要性を来年早々に再評価する必要があると述べ、市場では ECBが近くソブリン債を購入するとの観測が後退した。

指標のストックス欧州600指数は前日比1.3%安の344.84で終了。 ECBがユーロ圏のインフレ率と経済成長率の見通しを引き下げたこと も下落要因となった。同指数は一時0.5%上げた後、1.4%安となる場面 もあった。

カーネギー投資銀行のチーフストラテジスト、ヘンリク・ドゥルセ ビエリ氏(コペンハーゲン在勤)は「ECBは市場の期待に応えられな かった」とし、「ECBは現在講じられている措置の効果を見極め、原 油価格の大幅下落が欧州経済に与える影響を検証する必要がある」と語 った。

銀行株とエネルギー銘柄の下げが目立った。スペインのサンタンデ ール銀行は3.2%、フランスのBNPパリバは2.3%それぞれ下落。仏ト タルと英蘭系ロイヤル・ダッチ・シェルが大きく下げ、英豪系リオ・テ ィントとアングロ・アメリカンも売られた。

この日の西欧18カ国の中でイタリアのFTSE・MIB指数とスペ インのIBEX35指数が最もきつい下げとなった。仏CAC40指数 は1.6%、独DAX指数は1.2%それぞれ下落した。

原題:European Stocks Drop Most in Seven Weeks After Draghi’s Comments(抜粋)

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