欧州債:スペイン債下落、年内のECB緩和拡大見送りで失望感

4日の欧州債市場ではスペイン国債 が下落し、10年債利回りは1週間ぶりの大幅上昇。欧州中央銀行( ECB)による年内の緩和拡大はないことが、この日のドラギ総裁の発 言で明らかになった。

イタリア国債は6営業日ぶりに値下がり。ドラギ総裁は来年1-3 月(第1四半期)に現行の緩和策の効果を再評価する方針を示した。同 総裁は先月、実施があり得る措置として量的緩和(QE)である国債購 入を明示的に挙げている。ECBはこの日の定例政策委員会で主要政策 金利を過去最低の0.05%に据え置いた。ブルームバーグがまとめたエコ ノミスト調査で54人全員が予想した通りだった。

コメルツ銀行の債券ストラテジスト、デービッド・シュナウツ氏 は、QE実施先送りによる「失望が広がっている」とし、10年債利回り が2%を割り込んでいる周辺国への影響が最も大きいと説明した。

ロンドン時間午後4時14分現在、スペイン10年債利回りは前日比5 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.88%。これは先 月26日以来の大幅上昇。同国債(表面利率2.75%、2024年10月償還)価 格はこの日、0.435下げ107.80。2年債利回りは2bp上げ0.46%。

イタリア10年債利回りは4bp上げ2.02%。同年限のフランス国債 利回りは2bp上昇の1.03%。ドイツ10年債利回りも2bp上昇 し0.77%となった。

原題:Spanish Bonds Drop as ECB Refrains From Adding More Stimulus(抜粋)

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