米金融当局:ベージュブックで広範な雇用増を指摘-統計控え

米連邦準備制度理事会(FRB)は 3日に公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で、航空宇宙から 金融に至る広範な産業で、同国企業が新規採用に動いている実態を伝え た。11月の雇用統計の発表を5日に控え、労働市場が力強さを増してい る新たな証拠となった形だ。

11月24日までに各地区連銀から寄せられた情報を基にまとめた報告 では「雇用の増加は幅広い」と指摘。ガソリン価格の低下に伴い消費支 出は改善し、幾つかの地区の企業は「先行きを引き続き楽観している」 ことが示された。

米金融当局者が2006年以降で初めてとなる利上げの時期を探る中 で、今回の報告は16、17両日の連邦公開市場委員会(FOMC)に臨む 当局者に米経済情勢についての事例証拠を提供することになる。

一部の地区では有資格の技術者や医療関係者を見つけるのが困難な 企業もあり、失業率の低下を背景に労働市場が逼迫(ひっぱく)してい る兆候が浮き彫りとなった。

オッペンハイマーファンズ(ニューヨーク)のチーフエコノミス ト、ジェリー・ウェブマン氏は今回の報告について、来年半ばの米利上 げの見通しを確認するものだと分析。「これほど前向きな内容は私の記 憶にはなく、プラスの勢いを伴って2015年を迎えることになる」と話し た。

ブルームバーグがエコノミスト94人を対象にまとめた11月の雇用統 計の調査では、非農業部門雇用者数の予想中央値は前月比23万人の増加 と、10カ月連続で増加幅が20万人を上回るとの見通しが示された。失業 率は前月に続き5.8%と6年ぶりの低水準が見込まれている。

原題:Fed Saw Broad-Based Employment Gains Ahead of U.S. Jobs Report(抜粋)

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