成功の秘密はモーゲージと欧州の悲観主義-運用成績上位3%

ゲーリー・ハーバート氏が運用する 債券ファンドは年初来のリターンがプラス11%と、同種のファンドの大 部分をしのいで上位3%に入る運用成績を残した。成功の秘密は欧州の モーゲージ債だ。

「レッグ・メイソンBWオルタナティブ・クレジット・ファンド」 を運用するブランデーワイン・グローバル・インベストメント・マネジ メントのポートフォリオマネジャー、ハーバート氏は、オルタナティブ 投資会社の米ブラックストーン・グループやローンスター・ファンズと 同様にソブリン債危機の後遺症に最も苦しむスペインやポルトガル、ギ リシャを中心に欧州のモーゲージ債を購入している。

米国のファンドマネジャーは自国のジャンク(投機的格付け)債か ら手を引く一方、欧州の高利回り債への投資に引き付けられている。米 国の勢いが欧州を上回る今の景況感を考えると、直観的に理解するのが やや難しいと思われるが、欧州中央銀行(ECB)が金融緩和を今後加 速させ、信用力で劣る債券の需要が高まると想定し、それが米連邦準備 制度の利上げ開始と同時に起きる状況を見越した投資といえる。

債券市場に20年余りにわたり携わってきたハーバート氏は「欧州の 悲観主義を利用してわれわれは利益を得ようとしている。米国で信用危 機後に経験したような投資の機会が期待できると考えた」と話す。

ハーバート氏によれば、レッグ・メイソンの同ファンド(運用資産 額6億5430万ドル=約780億円)は、リスク資産の持ち高を圧縮したい 銀行や保険会社から欧州の住宅ローン担保証券(RMBS)の購入を今 年1月に開始した。

ブルームバーグが集計したデータによれば、このファンドの過去3 年の運用実績は、同種のファンドの95%よりも優れており、上位5%に 入る好成績だ。また、投信評価会社モーニングスターがフォローする非 伝統的な債券ファンドの中で、過去1年のパフォーマンスがトップとな っている。

原題:The Secret of a Top-Performing Bond Fund May Lie in Europe (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE