【今日のチャート】株主価値重視の戦略は「愚策中の愚策」

株価を上昇させることに重点を置く 企業は欠陥のある戦略を追求している。グランサム・マヨ・バン・オッ タールー(GMO)の資産配分チームに所属するジェームズ・モンティ ア氏はこう指摘する。

モンティア氏の2日前のリポートによれば、多くの企業経営者が 「株主価値の最大化」を第一の目標とした過去25年間の年平均リターン は、その前の50年間を下回った。同氏はS&P500種指数についてイン フレやバリュエーション(株価評価)の変化を調整したデータを引用し た。

今日のチャートはモンティア氏が行ったIBM(黒)とジョンソ ン・エンド・ジョンソン(J&J、緑)の比較。IBMは株主価値を目 標にしてきた一方、J&Jは1943年に当時のロバート・ウッド・ジョン ソン会長が起草した「我が信条」という経営理念に基づき、株主を最後 に位置付けている。

モンティア氏は73年以降の株価の動きを分析し、「J&JはIBM に比べて株主にかなり多くのリターンをもたらしてきた」と指摘した。 同氏はリポートの見出しで、株主価値の最大化は「愚策中の愚策」だと している。

原題:Shareholder Value Focus Seen as ‘Dumbest Idea’: Chart of the Day(抜粋)

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