ハリウッド、巨大市場になびく-検閲懸念も中国から出資募る

ハリウッドの映画会社が中国人投資 家の出資を募っている。新たな提携先がこれから生み出される映画・テ レビ番組に対する検閲に動く懸念があるものの、ハリウッドは世界一の 人口を抱える中国市場への参入を重視している。

大連万達集団は1日、カナダの映画会社ライオンズゲート・エンタ ーテインメントへの出資に向け協議していることを明らかにした。アリ ババ・グループ・ホールディングの馬雲(ジャック・マ)会長は10月に ハイウッドを訪れ、提携の機会を探った。上海に本社を置く復星国際は ソニー向けの映画を製作するスタジオ8に出資した。

中国は恒常的に映画やテレビ番組を検閲しているが、それでもハリ ウッドは中国からの投資を求めている。米国のウォルト・ディズニーや メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)などの映画会社は中国政 府の監視に沿う形で映画の筋立てや登場人物の国籍を変えたり、性的描 写を除去したりしている。ドリームワークス・アニメーションSKGが 製作を進める「カンフー・パンダ3」(仮題)のような映画では、ハリ ウッドは中国国有企業との協力もいとわない。

カリフォルニア大学ロサンゼルス校のトム・ヌーナン客員教授(演 劇・映画・テレビ)は「どの大手映画会社も中国を怒らせないように非 常に気を遣っている。中国が重要な収入源となるためだ」と述べた。

大連万達集団の王健林会長は1日のインタビューで、同社はライオ ンズゲートの経営権を握るだけの株式取得に関心があるものの、ライオ ンズゲート側は少数株式だけを売却したい意向だと述べた。

原題:Hollywood Bows to Chinese Censors While Courting Investors (2)(抜粋)

--取材協力:Shai Oster.

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