ネスレ:武装勢力の暴動など情勢不安、西アフリカ事業を圧迫

世界最大の食品メーカー、スイスの ネスレの西アフリカでの事業が通貨下落や高いインフレ率、エボラ出血 熱の感染拡大に加え、各地で発生している武装勢力の暴動によって圧迫 されていると、同社のアジア・アフリカ・オセアニア地域担当責任者が 指摘した。

この地域の責任者を務めるナンドゥ・ナンドキショール氏(56) は11月28日、ナイジェリア南西部のアグバラにあるネスレの工場でイン タビューに応じ、一部の国々でイスラム武装勢力による暴動が発生し消 費者信頼感の低下につながっていると説明した。国際テロ組織アルカイ ダが今年、マリ北部で国連平和維持部隊とフランス軍への攻撃を強めて いるほか、ナイジェリア政府はイスラム過激派武装集団ボコ・ハラムに よる暴動の鎮圧を目指しているが、実現は厳しい。

ナンドキショール氏は「恐怖感が広がればすぐに貿易に影響が及 ぶ。それが売り上げの鈍化や大幅な在庫調整につながる傾向があり、消 費に影響が出る」と述べた。

アフリカやアジアの現状はネスレの業績に影響を及ぼしている。1 -9月期の売上高が予想を下回ったほか、同社は10-12月(第4四半 期)も厳しい状況になるとの見通しを示している。

原題:Nestle Sees Unrest Adding to Pressures on West Africa Business(抜粋)

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