資産投げ売りや過度のリスクテークが金融安定に脅威-米財務省

米財務省は、資産の投げ売りやウク ライナ危機、低金利を背景とした過度のリスクテークはいずれも金融の 安定にとっての潜在的脅威であるとの見解を示した。

同省金融調査局(OFR)は2日公表した年次報告書で、「市場の 流動性低下に伴う脆弱(ぜいじゃく)性と、金融活動がシステム内の不 透明で弾力性が劣る部分に向かう動き」について指摘した。レバレッジ ドローンの多用と、当局による金融市場の監視に際して「データ不足を 補う」必要性にも言及した。

OFRは2010年の米金融規制改革法(ドッド・フランク法)に基づ いて設立された組織で、年次報告の公表は今回で3回目。モルガン・ス タンレーで米国担当チーフエコノミストを務めたリチャード・バーナー 氏が率いており、金融安定監視評議会(FSOC)と緊密に協力してい る。

164ページにわたる報告書でOFRは「低金利と低ボラティリティ の環境が長引く中で、過度のリスクテークが発生している証拠が見られ る」と指摘。ロシアに言及した部分では、ウクライナとの緊張の高まり が欧米の金融市場に波及しかねないとの認識を示した。

原題:Fire Sales, Risk-Taking Threaten Stability, Treasury Says (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE