PIMCO:トータル・リターン流出は11月に95億ドルに鈍化

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米パシフィック・インベストメン ト・マネジメント(PIMCO)が運用する世界最大の債券ファンド「 トータル・リターン・ファンド」は、共同創業者のビル・グロース氏の 突然の退社から2カ月目となった11月に95億ドル(約1兆1325億円)の 資金流出となった。

PIMCOの発表資料によると、資金流出のペースは9月と10月の 合計510億ドルから鈍化した。資金流出傾向は2013年5月から始まって おり、同ファンドの運用資産は昨年4月のピーク時の2930億ドルか ら1628億ドルに減少している。

グロース氏退社後にトータル・リターンの運用者に指名された3人 のうちの1人、スコット・マザー氏は2日の電話インタビューで顧客と の会合について「再び投資や投資テーマ、将来、投資機会について話し ている。2カ月前の出来事に関する質問はほとんどない」と語った。

PIMCOは9月26日のグロース氏退社後、資金流出の抑制に苦戦 しているが、調査会社モーニングスターによると、機関投資家やリテー ル(小口)顧客が最大3500億ドルを引き揚げても運用成績を悪化させず に乗り切ることができるという。

ブルームバーグの集計データによれば、同ファンドは以前は米最大 の投資信託だったが、現在ではバンガード・グループの投信に首位の座 を奪われ3位に後退した。過去1カ月の運用成績はプラス0.82%と、同 種のファンドの99%を上回っている。年初来リターンはプラス5%で、 同種のファンドの55%よりも好成績となっている。

原題:Pimco Total Return Withdrawals Slow to $9.5 Billion in November(抜粋)

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