原油安は世界経済にプラス、ロシアにはマイナス-ラガルド氏

原油価格の下落は世界経済の押し上 げ要因となるが、ロシアなどのエネルギー生産国にとってはリスクにな ると国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事が指摘した。

同専務理事は、ワシントンで1日開かれたウォールストリート・ジ ャーナル(WSJ)紙主催の最高経営責任者(CEO)カウンシル会議 で原油安について、「ネットベースでみれば、世界経済にとって良いこ とだろう」との見解を示した。原油価格が11月に18%下落したことを受 けて同専務理事が発言したのは今回が初めて。一方、ロシアにとって は、原油安は「大きな脅威」になるとした上で、「ロシアの脆弱(ぜい じゃく)性が増すことになることは同国も認識している。今後の反応は まだ分からない」と述べた。

ラガルド専務理事の発言は、米国の原油生産の急増による恩恵と脅 威の両方を示した。同専務理事によると、原油価格が30%下落すれば、 「大半の先進国・地域」の経済成長率が0.8ポイント押し上げられ、 「米国の場合はおそらく0.6ポイント」押し上げられるという。エネル ギー輸出国には打撃となるが、「全体的には押し上げ要因になる」と同 専務理事は述べた。

原題:Lagarde Says Oil Decline Good for World Economy, Bad for Russia(抜粋)

--取材協力:Andrew Mayeda.

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