「米シェールブームの父」ハム氏:原油下落で掘削活動縮小へ

「米シェールブームの父」と呼ばれ る石油王のハロルド・ハム氏は、原油価格下落で石油各社が生産を減ら すのに伴い、米国内の掘削ペースが鈍化するとの見通しを示した。同氏 の資産評価額は過去3カ月間に50%以上減少した。

米石油・ガス会社コンチネンタル・リソーシズの会長兼最高経営責 任者(CEO)を務めるハム氏は、テキサス州やノースダコタ州などで の掘削活動縮小による業界への打撃は一部の関係者が懸念しているほど 深刻ではないと予想。米国の生産会社は、原油価格上昇に依存する石油 輸出国機構(OPEC)加盟国よりも長期にわたって生産を継続するこ とができるため、OPECが先週決定した減産見送りは米国にとって良 い前兆だと指摘した。

ハム氏は1日の電話インタビューで「この業界は下火になるだろう か。明らかにそうなるだろう」と述べ、「赤字になるのに掘削をする業 者はいない。各社は生産を減らし、価格が回復するまで掘削しないだろ う。そういうものだ」と説明した。

原油価格が1バレル当たり100ドルを超え、米シェールブームにつ ながった。その後、5年ぶりの安値まで下げたため投資家らは動揺して いる。ブルームバーグ・ビリオネア指数によると、コンチネンタルの社 運に大半が関連するハム氏の資産評価額は、過去3カ月間に120億ドル (約1兆4200億円)余り減少している。

ノースダコタ州バッケンシェール層の原油の発見に寄与したハム氏 は、原油価格が早期に回復すると予想している。OPECは先週、減産 を見送ることを決定。原油価格は6月以降、36%余り下落している。

原題:Billionaire Shale Pioneer Says Activity Will Slow as Oil Slides(抜粋)

--取材協力:Joe Carroll.

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